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ATX 3.1電源とは?12V-2x6ケーブルの安全性と選び方

  • 執筆者の写真: 藤田製作所
    藤田製作所
  • 10月25日
  • 読了時間: 2分

ATX 3.1電源とは?12V-2x6ケーブルの安全性と選び方【2025年秋最新版】




■ ATX 3.1とは


2023年に登場したATX 3.0規格の後継として、2024年末にIntelが発表した最新の電源規格が「ATX 3.1」です。

この規格では、特にハイエンドGPUの安定供給と安全性を目的に、12V-2x6コネクタ(次世代12VHPWR)が正式採用されています。


ATX 3.1では、以下の点が改良されています。


  • 電力供給の安定化:突発的なピーク電力(最大200%)にも対応

  • コネクタ形状の安全改善:挿し込み不十分による発熱・溶損リスクの低減

  • 互換性の確保:ATX 3.0電源や従来GPU(8ピン)にも対応可能



これにより、RTX 5090やRadeon RX 8900シリーズなど、最新GPUを安全に動かせる環境が整いました。




■ 12V-2x6ケーブルとは?(旧12VHPWRとの違い)



以前の12VHPWR(16ピン)コネクタは、差し込みが浅いと高温で溶けるトラブルが報告されていました。

ATX 3.1で採用された12V-2x6コネクタでは、以下のように安全性が向上しています。

項目

旧12VHPWR

新12V-2x6

ピン構成

12ピン+4信号

同じ構成だが形状改良

センスピン位置

奥側

手前側に変更(浅差し防止)

定格電流

55A

55A(同等)

互換性

RTX 40シリーズなど

旧型と下位互換あり


浅差し防止構造になったことで、挿し込みが甘いまま通電するリスクが減少しました。

実際に12V-2x6ケーブルはクリック感が明確で、「奥まで挿したか」が分かりやすくなっています。




■ ATX 3.1電源を選ぶポイント




① GPUの対応確認



RTX 5090・5080など新世代GPUを使用するならATX 3.1電源が推奨です。

一方で、RTX 4070以下のGPUではATX 3.0電源でも十分です。



② ケーブルの品質と長さ



12V-2x6ケーブルは取り回しに注意が必要です。

極端に曲げたり、引っ張ったりすると接触不良や発熱の原因になります。

ケーブル直後は少なくとも3cm以上まっすぐに配線しましょう。



③ 信頼できるメーカーを選ぶ



規格対応だけでなく、安全回路やコンデンサ品質も重要です。

藤田製作所では、MSI ASUSなど、ATX 3.1正式準拠の高品質電源ユニットを取り扱っています。


■ まとめ


ATX 3.1は、次世代GPU時代の「安全性・安定性」を重視した新基準です。

特に12V-2x6コネクタの採用により、従来の発熱リスクを解消し、長期的に安心して使用できます。


2025年秋以降にPCを組む・アップグレードする予定がある方は、

「ATX 3.1対応電源」+「12V-2x6ケーブル採用モデル」を選ぶことを強くおすすめします。


ホームページをご覧ください


 
 
 

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