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2025年夏、GPU価格はどうなる?在庫・円安・新製品ラッシュを読み解く

  • 執筆者の写真: 藤田製作所
    藤田製作所
  • 5月29日
  • 読了時間: 3分

2025年夏、GPU価格はどうなる?

在庫・円安・新製品ラッシュを読み解く

2025年も折り返しを迎え、PCパーツ業界ではNVIDIA「RTX 5000シリーズ」の本格流通とともに、GPU市場が再び大きく動こうとしています。本記事では、今年の夏にかけてGPU価格がどう動くのか、「在庫」「円安」「新製品ラッシュ」という3つの要因から予測し、今後の購入タイミングを見極めていきます。

1. RTX 4000シリーズの“在庫整理”が価格を押し下げる?

現在、GPU市場ではRTX 4000シリーズが型落ち品として在庫処分フェーズに入っており、特にRTX 4070 / 4060系では値下げ合戦が起きています。
特にAmazonやフリマサイトなどでRTX 4070が7万円を切る場面も見られ、日本市場にもその影響が波及中です。ただし、日本では円安の影響により、円ベースの価格下落幅は限定的となっています。
在庫量としては、グラボメーカー各社が「RTX 5000シリーズ」にシフトするにあたり、4000番台の在庫を7月までにある程度売り切りたいという思惑があるため、夏商戦に向けて一部のモデルでは割安セールが増えると見られます。
これにより、RTX 4060 Tiや4070クラスは、一時的に“買い時”となる可能性があります。

2. 円安の進行が価格上昇圧力に

2025年5月時点で、1ドル=155円前後という円安傾向が続いています。GPU価格のほとんどは米ドル建てのため、為替レートは日本国内の販売価格に直結します。
たとえば、米国で600ドルのGPUがあった場合、単純計算で為替レートが130円なら78,000円ですが、155円になると93,000円を超えることになります。ここに関税や消費税、流通マージンが乗ると、実売価格は10万円近くになるのが現実です。
そのため、グローバルで価格が下がっていても、日本国内でその恩恵を享受しにくい状況にあります。
また、国内代理店も急激な為替変動を想定し、リスクを価格に転嫁する傾向が強まっています。

3. 新製品ラッシュの影響で上位モデルの価格安定化も

NVIDIAは2025年春から夏にかけて、RTX 5000シリーズの中核モデルを次々に投入しています。RTX 5090、5080、5070 Tiなどのハイエンド〜アッパーミドル帯が出揃い、今後は5070無印、5060 Ti、5060といったメインストリームクラスの登場が予測されています。
この動きにより、RTX 4000シリーズの価格は下落基調ですが、RTX 5000シリーズは“新製品特価”で価格がやや高止まりしています。
注目すべきは、5000シリーズの上位モデルの価格が「思ったより安定している」こと。これは供給体制が比較的順調であり、需要予測をある程度読み切った上で生産が行われているためと見られます。
ただし、5070や5060系が出そろったあと、5000シリーズ全体が値下がり局面に入る可能性があるため、買い控えの動きも一部では見られます。

4. 購入のタイミングはどうする?

「すぐに欲しい」「4Kで最新ゲームを快適にプレイしたい」という方には、RTX 5080 / 5070 Tiの購入は十分選択肢になります。一方で、ミドル帯(5060〜4070)でコスパを重視したいユーザーにとっては、夏ボーナスセール〜秋の新製品発表までの“狭間”が狙い目です。
また、円安が今後どのように推移するか次第で、価格全体に再び変動が起きる可能性があるため、「為替レート」と「製品の発表スケジュール」は引き続き要チェックです。

まとめ:今後のGPU市場動向

  • 在庫要因:RTX 4000シリーズのセール品は今が底値圏の可能性あり
  • 為替要因:円安進行中につき価格上昇圧力は継続
  • 新製品要因:RTX 5000シリーズ拡充により、旧世代は価格崩れの傾向
  • 購入タイミング:ハイエンドは今、中堅〜ミドルは夏セール後を視野に

藤田製作所でもRTX 5000シリーズ搭載PCやカスタム構成の相談を受け付けています。GPU選びで迷っている方は、お気軽にお問い合わせください!
 
 
 

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